サンス館 パリ4区/75004 Hôtel de Sens 33 Rue de l’Ave Maria, Paris

サンス館 パリ4区/75004 Hôtel de Sens 33 Rue de l’Ave Maria, Paris

※順に、2024年制作作品、1899年に撮影されたアジェの写真、2019年の様子(作者撮影)

サンス館 パリ4区/75004 Hôtel de Sens 33 Rue de l’Ave Maria, Paris

パリ4区のサンス館。セーヌ右岸のセルスタン通り、マリー橋の近くにサンス館はある。
「マレ地区で一番古い邸宅」といわれ、1475年から1519年にパリ司教区を管轄していたサンスの大司教の私邸として建てられた。
サンス大司教の管理を離れた後にはフランス王アンリ4世の妻だった王妃マルゴが暮らしたこともあったそうだ。
更に時代は下ってフランス革命以降はジャムの工場だった時代もあったそうだが、1911年にパリ市の所有となりその後文化財として修理修復された。
現在は工芸技術や装飾美術の本が多く収められている図書館(フォルネ図書館)になっている。
東側のアヴェニューマリア通りからの建物正面は小さな尖塔がいくつも見え、さながら中世の小さなお城のようにも見える。

※Atget/アジェの写真はフランス国立図書館/Gallica.Bnf.Frのデータベースから

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